女性から男性に FTMとして生きるを選んだ自分

FTM

みなさん、こんにちは、じる先生です。

タイトルにもあるように、自分は元女性です。

今年の3月に戸籍変更を終え、第二の人生をスタートしました。

今日はFTMについてと各年代ごとに感じていた性への違和感をお話ししていきます。

この記事でわかることは

性別についての悩みは、小さい頃から始まっている場合もある

ということを知っていただけたらと思います。

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FTM:女性から男性へ

FTMという言葉を知らない人もいると思うので、定義を紹介します。

まずは、Female To Maleの略です。

心と体に違和感があるトランスジェンダーの1つで、

心の性別が男性、体は女性として生まれた人のことをいいます。

保育園時代:なんで着物を着なきゃいけないの?

親の願いもあって女の子らしくなるように

髪の毛を伸ばしてくくってもらっていました。

さらには、服そうも、ピンクやすそがフリフリしたようなものを

着せられていました。

兄の服がいいなぁと子どもながら思っていました。

特に嫌いだったのが、七五三で着る着物でした。

おばあちゃんやおじいちゃん、お母さんやお父さん

みんな

「かわいいねぇ」

と褒めてくれる。でも、それに違和感を感じていた。

縛られておなかがきついし、無理やり着せられるし、

赤い着物が好きではなかった。

これを着る意味がわからなかった。

早くぬぎたい。

それが私の思いだった。

小学校時代:生理なんて来ないで、胸も…

小学校4年生の時に生理について保健室の先生から

教わったとき、まず思ったことが

「生理なんて来ないで、ずっとない方がいい。」

と願っていました。

しかし、願いは叶わず、5年生のときに来てしまいました。

お母さんに相談すると、

「おめでとう。今日は赤飯だね。」

と言われて、意味がわかりませんでした。

何がおめでとう?生理になって悲しいのに。

そんな思いがむねの中で暴れ回っていました。

生理がきてから、胸の大きさも変化していきました。

このときの自分は、

これ以上、大きくならないで。こんな胸無くなって!

という願いも虚しく、Dカップまで大きくなりました。

胸が大きくなったことで、下着をきちんとつけないといけないのが

苦痛でした。

胸をかくすために、だんだんと猫背になっていきました。

中学生時代:水着がいやになる

制服のスカートが嫌でした。

膝より下の丈にして着ていました。昔のスケバンみたいな感じでしたね。

あと、休み時間に同性といっしょに過ごすことが多くなりました。

同性の友達の話題で、恋愛の要素が出てくるようになっていきましたね。

当時の私は、恋愛に特に興味もなく友人の話を

「ふーん」

と聞き流して過ごしていました。

プールの授業のときが憂鬱でした。

プールは好きだけど、水着姿になるのは嫌いでした。

やっぱり胸がコンプレックスだった。

高校時代:女性としての身体が嫌だ

サッカー部のある高校に進学しました。

ボーイッシュな女子が多く、居心地はそこそこという感じで過ごしていました。

ただ、女子特有というか、

表向きは仲が良いように話してても、裏では悪口を言っている。

そんな雰囲気のときは、苦手だったので、さっと逃げていましたね。

高校は部活に集中していました。

ただ、遠征のとき、みんなで入るお風呂は好きになれませんでした。

理由は、胸のことについて茶化されるから。

「大きいなぁ」

と言われることが苦痛でした。

そのときは、愛想笑いをしてやり過ごしていました。

大学時代:自分らしく服が着れるよろこび

大学生になったとき、まず嬉しかったことは

好きな服で通える楽しさ

制服からの解放感は最高でした。

タンクトップに上にシャツを羽織るのが好きで、よく着ていました。

そして、新入生歓迎会で先輩が踊ったブレイクダンスに心躍らせました。

大学では、ストリートダンスサークルに入り、ブレイクダンスを習い始めました。

当時、ブレイクダンスをする女子は自分しかいませんでした。

だから、男子と一緒に練習をしていました。

ただ、ある言葉が心に引っかかりました。

「女の子なのにブレイクダンスしているのすごい」

褒めてるつもりだろうけど、引っかかる言葉だと感じました。

性別なんて関係あるの?とすごく疑問に思ったし、

自分がやりたいことに性別というフィルターを無意識につけられているのは

嫌だと感じました。

最後に:人は無意識に性別というフィルターを通して物事を見ている

社会の常識の中に、男女の区別があるので、

どうしても性別というフィルターを通して物事を考えてしまいます。

もちろん、安全やプライバシーの確保のために、

男女で更衣を区別したり、

お手洗いや温泉をきちんと身体的特徴で分けて使用することには、賛成です。

しかし、無意識の中で

「男だから」「女だから」という言葉を使って話していませんか?

その言葉がときには、人を傷つけてしまうこともあるということを

知っておいてほしいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

もし、よかったら、コメントで感想を教えていただけると嬉しいです。

よろしくお願いします。

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