教員不足を解決するには?学校の未来を守るためにできること

Teacher

「教員不足と聞いているけど、なんでそうなっているのか?」

「教員になりたいという人を増やすためにはどうしたらいいのか。」

そんな疑問を解決するためにこの記事を書きました。

そもそも教員不足とは

教員不足とは、学校で働く先生が足りないという問題です。学校に十分な先生がいないと、子どもたちの学習環境に悪影響が出ます。

最近では、某県の採用試験合格者280人のうち、207人が辞退しているというニュースもあります。

ここからは、なぜ、教員不足になっているのか理由を説明します。

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教員不足の理由①仕事の大変さ

教員の仕事は、授業するだけではありません。

宿題、提出物の点検、テストの採点、プリント作り、さらには保護者との連絡や学校行事の準備、生徒指導などいろいろなことを同時進行で行わなければいけません。

そのため、1日に長い時間働かなければいけないことが多いのです。

また平日に仕事が終わらず、時には土日まで仕事をすることもあります。

さらに、保護者からの理不尽な要求があると、その対応もしなくてはいけなくなるため、精神的に疲弊することも多いです。

このように忙しい仕事のため、先生になりたい人が少なくなっています。

教員不足の理由②給料が低い

先ほど述べた仕事量に対しての給料がそれほど高くないことも教員不足の原因の1つです。

長時間働いても、その労働に見合った報酬が得られないと感じる教員も多くいます。

給料が高ければやりがいも増えるかもしれませんが、今の給料では、他の仕事に興味を持つ人も少なくないのです。

教員不足の理由③教員の数が少ない

団塊の世代で教員になった方々が退職する人数に対して新しく教員になろうという人が少ないです。

また数年前まで、10年に一度免許更新をしなければいけない時期があり、その間に更新しなかった人もおり、教員免許自体失効してしまった人もいます。

教員免許を取得するには、通信や大学で学ぶ必要があるため、資格を取得するのに時間がかかるという問題もあります。

しかし、自治体によっては臨時免許を発行しているところもありますが、問題点もあります。

それは、教育者の質がバラバラであることです。

言ってしまえば、誰でも教壇に立つことができるため、教育技術の基礎基本を知らずに現場に立ってしまう状態。

現場はその人にイチから教えなければいけなくなり、負担も大きくなります。

教員不足の解決策①教員の仕事を減らす

教員不足の理由について話してきましたが、では、それを解消するにはどうしたらいいのか。

まずは、「教員の仕事を減らす」ことが必要です。

例えば、「会議の回数を減らす」

電子連絡板を使い、会議の回数や集まる回数をへらす工夫や会議の目的を精査して、優先順位をつけて会議を行うということ。

他にも「プリントの丸つけをスクールサポーターさんやボランティアさんにお願いする」もしくは、印刷をお願いするなどの工夫もできます。

小学校で言うと、教科担任制にして授業準備の負担を減らす試みをすることもできます。

教員不足の解決策②給料を上げる

給料を上げることで、先生になりたいと思う人が増えるかもしれません。

給料が仕事量と見合っていれば、仕事のやりがいも感じやすくなります。

でも、なかなか給料を国は上げてくれないので、難しいそうですが…。

教員不足の解決策③資格取得や教育技術の獲得のサポート体制

安心して教員になるためのサポート作り必要になってくると思います。

いきなり教壇に立って授業というのはとても難しいです。

子どもをこちらに集中させる技術、話術、授業の組み立て方それを知っているかどうかで仕事のしやすさはとても違います。

もしよろしかったら、Xで教育技術や筋トレについて発信しているので、ぜひフォローしてください!

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また、近々教員のための本も出版しますので、ぜひよろしくお願いします!

教員不足の解消法④地域やボランティアの協力

学校の運営を地域やボランティアの方に手伝ってもらうという方法もあります。

例えば、普段から授業に入ってもらい、一緒に子ども達を育てていくという取り組み。

教員1人で30人以上を相手にするのはとても無理があります。

だから、日頃から地域の人や保護者にボランティアとしていつでも子ども達に勉強を教えてもいいという協力体制を作ることができれば、子ども達も安心して学ぶことができます。

もちろんセキュリティの面で、許可証は必要になると思いますが、多くの大人で子どもを育てる環境作りができれば、教員の負担も減ると思います。

おわりに

教員不足の問題は、学校や子どもたちにとってとても重要な問題です。

解決策はいくつかありますが、それを実行するためには、政府、地域、学校、そして私たち1人1人が少しずつ力を合わせていくことが必要です。

少しでも学校現場がより良い環境になっていってほしいと願っています。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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